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ファッションデザイナー

ファッションが大好きな人なら一度は憧れる職業のひとつ、ファッションデザイナー。常に時代の最先端をリードし、流行を生み出す、華やかでクリエイティブな仕事はファッション業界でも人気の仕事です。成功すれば自分のブランドを持つことも夢ではありません。今回は、ファッションデザイナーについてご紹介します。

ファッションデザイナーに向いているのはこんな人!

ファッションデザイナーの仕事は、どんな人に向いているのでしょうか。実際にデザイナーとしての夢を叶え活躍している人たちには、いくつかの共通点があります。

ファッションが好きで知識も豊富
マーケティング力がある

アパレル業界の中で、ファッションデザイナーは技術職です。そのため、専門知識と経験が求められます。まずは専門学校などでデザインとファッションにまつわる知識について基礎から学ばなくてはなりません。就職での必須資格はありませんが、知識を広げるために、色彩検定やパターンメーキング技術検定といった、ファッションの資格を取得し、積極的に学ぶ姿勢も大切です。しかしこればかりではなく、販売員を経てデザイナーに転身できることもあるようです。

そして、時代と消費者のニーズに合わせ、「どんな商品が売れるか」と、常にマーケティングする力も求められます。

トレンドを予測する敏感なアンテナと独自の感性

デザイナーは、常に時代を先読みして商品を生みだす職業。トレンドを予測する力はもちろんのこと、感性などのセンスが求められます。生まれつきの資質が大きいと思われがちですが、センスは日々の生活から磨いていくことも十分可能です。ファッションショーや、街中での情報キャッチはもちろん、海外旅行、美術館、観劇、音楽からもインスピレーションを受けます。そのため、休日は積極的に色々な場所を訪れて感性を磨くことも大切です。また、写真を撮ってポートフォリオを作成しアイディアをまとめておくことも、未来の仕事に役立つことでしょう。

コミュニケーション能力が高い

ファッションデザイナーは、コツコツとデザイン画を描くだけではありません。ひとつの商品が出来上がるまでには、多くの人が関わってきます。そのため、常にチームプレイで仕事を進めていきます。

アパレルメーカーやブランドのデザイナーとして働く場合には、会議や打ち合わせも多く、社外の取引先や工場などの人など、直接とコミュニケーションを取ることが多いのです。ときに納期調整が発生することもあります。その都度テキパキと、臨機応変に対応できるスキルがあると望ましいです。

気になるデザイナーの1日と残業について

ファッションデザイナーの勤務時間は、オフィスワークのようなスタイルが多く、9時~9時半が始業での会社が多いのです。業務も意外と幅広く、クリエイティブな仕事だけではなく、PCを使ったオフィスワークや打ち合わせも多いのです。

某デザイナーの、ある日の一日をご紹介します。

こちらはほんの一例ですが、会議や打ち合わせが多く、デザイン以外の業務が多く、大忙し。打ち合わせが長引いたり、仕事が立て込んだときには、残業も発生します。特に展示会がはじまる前は、デザイナーにとって最も忙しい時期となります。

平均年収は?

デザイナーは経験年数はもちろんのこと、所属する企業規模や、ブランドによって年収は大きく左右されます。また、コツコツと経験を積みフリーで活躍するという道もあります。

アパレルメーカーやブランドに所属する、ファッションデザイナーの平均年収は、一般的には300万円〜500万円が相場と言われていますが、若手の場合は200万円以下のデザイナーもいるようです。しかし、チャンスをつかみ成功すれば、年収はぐっと上がり、1000万円を超える人も!

デザインする商品によっても異なるため、服やバッグ、小物などトータルでのデザイン力があると強みになります。

休日はカレンダー通り!
土日祝日完全週休二日制も!?

アパレルのお仕事のイメージといえば、シフト制で基本的に平日休みという勤務スタイルが一般的。しかし、デザイナー職の多くは本社勤務となるため異なります。

ほとんどの企業が、土日祝日完全週休2日というカレンダー通りの休日。加えて、夏季休暇、冬期休暇もあるので、先の予定も立てやすく、プライベートとのメリハリをつけて働くことができます。しかし、展示会やセールの繁忙期の時期には、休日出勤するケースも。シーズンコレクションの商談が行われる展示会は、デザイナーにとっても一大イベントのひとつ!一般的には、年2回(春夏・秋冬)開催されています。

そして、女性なら気になる産休と育児休暇事情。こちらも福利厚生として完備されている企業もあります。ライフスタイルが変わっても好きな仕事が続けられたら、安心ですよね。

ファッションデザイナーは本当に自由な仕事と言えるのか?

自由という観点で見たファッションデザイナーのメリット

服装や髪形も自由がきくので、自分らしく働くことができます。また、海外出張などもあるので、仕事とはいえ海外文化を体験でき、旅行気分を楽しむこともできます。また、福利厚生の一環として、自社ブランドの商品を特別価格で購入でき、常にトレンドファッションを身につけることもできるのです。華やかなファッションショーやイベントにも参加でき、非日常的な世界を楽しむこともできます。そして、キャリアを積み売れっ子になれば、独立してブランドを立ち上げることも夢ではありません!

自由という観点で見たファッションデザイナーのデメリット

ファッションデザイナーの仕事は、自分の思い描いたデザインを作ることだけが仕事ではないのです。メーカーやブランドに所属した場合、ブランドイメージや戦略に沿って、どのような商品が売れるか、マーケティングしながらデザインしていかなくてはなりません。また、ブランドのイメージとして意識も高まるため、ヘアスタイル、メイクなど自分自身への投資も気が抜けません。しかし、所属先によって給与、労働時間などの待遇面についても、業務量と見合わないケースもあるようです。華やかな世界ですがファッションが好きという気持ちだけでは長く勤まらない仕事なのです。